関連する諸活動

認知症疾患医療センター連携協議会

 3月14日水曜日、八千代市総合生涯学習プラザにて、認知症疾患医療センター連携協議会が開催されました。
 今回は、八千代病院・千葉病院から運営状況を報告した後、各市の「認知症初期集中支援チーム」から現状報告が行われました。
 「認知症初期集中支援チーム」とは、認知症になっても本人の意思が尊重され、住み慣れた地域で生活を続けられるようにという考えの下発足した制度です。医療・介護の専門職が、認知症が疑われる方やご家族等を訪問し、概ね6か月間、初期の支援を行います。
 船橋市では2016年度、地域包括支援センターにチームを設置し、現在3チームが動いています。
 船橋市からの報告は、認知症家族相談等を通してチームに繋がり、受診を勧めたり介護サービスを導入したりの支援をしているということでした。受診にあたっては、内科や精神科クリニック、千葉病院に相談することもあるという話がありました。
 各市から報告がありましたが、地域包括で対応できていてあまりケースが上がってこないという市もあり、初期集中支援チームにしかできないことは何か、ということを各市とも模索しながら関わっておられるように感じました。
 認知症疾患医療センターとしては、支援者の方々が抱えるケースが緊急事態となったときに、受診や入院の対応が迅速にできることがこれからの課題だと、共通認識を持つことになりました。